☆介護の仕事を始めて5年が経過しました。
最初は「自己中心的な介護」をしていました。自分の思い、例えば「この時間に終わらせなければならない」とか「このぐらい食べさせなければならない」とか、判断基準が自分にあって、その判断基準から外れると相手が悪いという気持ちになるものでした。
相手の気持ちがどうであろうと、今、この時間に「従ってもらわなければならない」という考えが支配していて・・私が未熟だったということに他ならないのですが、相手の気持ち、相手の立場から考えるということができなかったのです。相手を理解しようという思考が皆無に等しかった。それでも何とか、それなにりに仕事はできましたが、今から考えると乱暴な介護職員でした。
この写真は猫を洗っているシーンです。猫は風呂を嫌がる。一応、年に一度入れていた。猫の気持ちからすると風呂は最悪で大いに抵抗するのですが「風呂に入れることが正義」との飼い主の信念から決行されるのです。なるべく苦痛が少ないように工夫します。ただ、猫の主張は聞き入れられないのですが・・
人の場合は有無を言わせない、主張を聞き入れないということはできない。苦痛を少なく、少しでも楽しく、キレイさっぱり心地よく入浴をしてもらわなければなりません。一事が万事で、食事、手洗い、歯磨き、個々にやりたいことなど、一つ一つ安楽かつ喜びを伴う生活をしていただけるよう、介護士は気配りしながら持てる技術を駆使します。
今、5年のプロセスを経て、私は仕事をほぼできるようになりましたが、介護士にとって一番大事なことは何かというと「愛情」だと思います。どれだけ多くの人を愛せるのか・・それは利用者だけではありません。施設で働く介護スタッフ、その他、厨房関係者や事務、あらゆる関係者の幸せを願う心がなくては円滑な仕事はできません。たとえ仲が悪い相手でも好きになる努力が必要です。
その心がないと忍耐力が生まれない。イライラする。腹が立つ・・愛情があれば相手の意思を尊重しようとするし、耐えられるし腹も立ちにくい。仕事を自己中心的思考で行うならば、結果、対立が生まれ、憎しみすら生じるでしょう。介護を3Kと主張する人たちの最大の原因は愛情がないからでしょう。一方、愛情は技術と知識が必要不可欠で、一定の対応能力が無い段階では愛情を持つことはできません。
卵が先か鶏が先かというような話ですが、ともかく愛情が心の中心にないことには介護という仕事は続けられないし苦痛でしかないでしょう。介護に限ったことはありませんね。あらゆる仕事に共通すること・・愛が仕事を続けさせるのですから。
この愛情は最初からあった訳ではありません。
経験から芽生え経験で大きくなります。
この愛情の深さと多様な技能を身につければ
一人前の介護士と言えるでしょう。
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